白シャツを恋い慕う

つれづれなるままに…おたく

2025年観劇記録

2025年は転職で一区切りして趣味に全振りしていた2019年(総計50回)並みに観劇したと思う。自分の青春的な作品の舞台化や再演、トップスター就任とかなりドラマティックな年だったし、学業/大学院も緩やかな3年目&仕事も緩やかでかなり観劇の好条件がそろっていたのだ。もう観劇を趣味にすることはないのでは…?くらいに遠ざかっていた時期もあったが、続けてみるととても楽しい。

■年間の観劇

1月:学業忙しめ、平日仲間と名古屋に行っている
花組「エンジェリックライ」配信 ※かちゃ、ありがとう
月組「ゴールデンリバティ」観劇

2月:平日の予定が多いので、忙しかったのかも

・宙「宝塚110年の恋のうた/Razzle Dazzle(ラズルダズル)」ムラライビュ

・星「にぎたつの海に月出づ」配信 ※ポスター見て、有給とった

・SIX(ソニン・愛理・和希回)観劇 ※めっちゃ音楽が良かった

・ケインとアベル観劇 ※最前列の幸運、配役がすごく良かった

・帝劇コンサート観劇 和樹回

(ベルばら映画:実質ミュージカルだったと思う)

3月:毎週末名古屋やら仙台やら千葉の山奥にいっている、活動的

・月「ゴールデンリバティ」ライビュ

昭和元禄落語心中2回観劇 ※ゆん八雲の声が美しかった

(ボニクラは出張で手放すことに…)

4月:環境変化大変だった、ワインブロンズをとる

・宙「宝塚110年の恋のうた/Razzle Dazzle(ラズルダズル)」観劇

・宙「宝塚110年の恋のうた/Razzle Dazzle(ラズルダズル)」東京ライビュ

5月:振り切れて仕事に向き合う、リバイバル系の多さに気づく

・彩風咲奈1stConcert「no man’s land」梅田水夏希回観劇

(5月2日分は仕事で2公演ともつぶしてしまい、反省) 
・彩風咲奈1stConcert「no man’s land」東京望海回ライビュ

・月花の業平配信

谷桃子バレエ「ドン・キホーテ」馳キトリ回
・雪ROBIN THE HERO&オーバチュア!観劇 ※あーさおめでとう、ジブ男で梯子を下りるイケメンとして認識したあの頃を懐かしく…

(Wickedをやっと見る、文フリにもいく)

6月:比較的予定のブラングが多い、学業中心の様子
・星「阿修羅城の瞳」ライビュ
・宙「ZORRO THE MUSICAL」2回観劇 ※お披露目誕生日観劇
ホリプロコンサート ※久々の万里生くん、誕生日観劇

7月:学業・仕事の資格取得で多忙
(阪急の抱き合わせでラムセス2世の展示を見る)

8月:毎週金曜日予定が入っていて、多分忙しかったのかもしれないが手帳には暇の記載がある…
・八月納涼歌舞伎第三部「野田版 研辰の討たれ」観劇※勘九郎主演だが、染五郎が美しすぎ
・星「阿修羅城の瞳」観劇 ※礼真琴ラストを見れた
・星「阿修羅城の瞳」ライビュ
・花「悪魔城ドラキュラ&愛LoveRevue!」観劇 ※久々の生永久輝

9月:心身ともに疲れ、単位習得にキリキリしていた
・月「GUYS AND DOLLS」彩海アデレイド ライビュ
・宙『PRINCE OF LEGEND』『BAYSIDE STAR』ムラ2回観劇
宝塚歌劇の殿堂
(万博に行った)

10月:平日観劇、夜仕事を再開することもできることに気づく、京都に行く
・星『ダンサセレナータ』『Tiara Azul -Destino-(ティアラ・アスール ディスティーノ)II』配信
エリザベート(10月13日ソワレ) 望海・古川
エリザベート(10月15日ソワレ) 明日海・古川
・月「GUYS AND DOLLS」彩アデレイド ※みちるの歌がうまくて最高だった
わらび座イーハトーブシアター 真昼の星めぐり」※こういう仕事に憧れる

11月:穏やかに過ごす
マタハリ柚希・和樹・甲斐配信 ※マタハリは曲が好きだし、ラドゥの闇も好き
エリザベート(11月9日ソワレ) 望海・井上
エリザベート(11月16日ソワレ) 望海・古川
エリザベート(11月28日マチネ)明日海・井上 ※万里生さん東京千秋楽
・月「GUYS AND DOLLS」彩アデレイド ライビュ
(国宝をやっと見れた)

12月:すごく仕事をした
・宙『PRINCE OF LEGEND』『BAYSIDE STAR』観劇 
(バースデーと翌日は中止になってしまった…お大事に)
十二国記観劇 ※柚香陽子、主上…!

年間:

  • 観劇(生)27 ※+5回行けず(中止など含め)

  • ライビュ 8

  • 配信 5

  年間合計:40本

■良かった作品&キャスト
星「にぎたつの海に月出づ」
キャストのファンというより宝塚オタクとしての血が見逃してはならぬと呼んでいた感じ。(月雲の皇子を生観劇しているので説得力があるはず)
極のビジュアルに、悲恋が重なり、ストーリーがとてもよかった。ディミトリの舞空と奴隷の時も思ったのだが、王子や王様より身分の低いイケメンがやたらと似合うのが彼だなあ。
平松先生はこれから期待が持てるので、月の礼華×彩海の回も配信で見る予定(バウもダメもとで抽選入れたぐらい期待)

昭和元禄落語心中
古川八雲、反則では?育三郎先生ありがとう&ありがとうの気持ちでした。
漫画・アニメともに大好きな作品。心中よりもイケコの総踊り優先感はあったけど、うまくまとめてくれてよかった。艶やかな美しさ、渋さが十分に出ていたと思う。
ちょうど今年は国宝も見て、古川さんは国宝側の人だなあ、芸のためにすべてを捨てていってしまうのだなと思ったりした。


・宝塚110年の恋のうた
芹香の花吹雪恋吹雪を大劇場で聞けるのは反則すぎる。(私が安蘭けいのこの作品めちゃくちゃ好きで、芹香さんが研1でお手伝いしていたことも知っていたからですが。)あさきゆめみしも美しかった。ずんの「あなたがいて~私がいて~」がきけるとも思っていなかったし、光源氏が大劇場に現れるとも思っていなかった。
宙には色々なことがありましたが、私はこの日本物レビュー好きでした。白鷺の城も大好きだったからかも。ただ、星影の人は渋すぎてこれは沖田でなく土方?と思うなどしましたが笑、それでもファンの見たかったものを集めてくれて入ると思いました。

no man’s land
開演から泣いたけど、水夏希×彩風咲奈の15年ぶりのステージを自分が見れていると思っていなくて、泣いた。カラマーゾフ、ソルフェ、ロジェ…。咲ちゃんの新人公演時代もいつも見てきたし、水夏希のシャープさ&おしゃべりの様子は変わらなくて…。灰の水曜日は昨日のことみたい。昔のことを振り返り、今自分はその時ほどにどん欲に頑張れているだろうか、目指すものは明確だろうか…そんなことを振り返りながら私も頑張ろうと。その後咲コンとボニクラをまんまと購入し、懐かしさに浸りました。

阿修羅城の瞳
礼真琴でなきゃできない作品を最後に持ってきてくれて、ありがとう。ダーク目なヒーローが似合う礼さん、優秀すぎるのに「いつもみんながすごいからだよ」というところも好きで、95期でいてくれて本当にありがとうという気持ち。作品の筋書きと配役もめちゃくちゃよくて、ひろ香晴明の面白さとかみきちぐ流石だなとか小桜パイセンスター娘役専科の英断!等キャストの魅力とも相まって楽しめた。詩/桜姫の歌が割と頭から離れないので、買いたいと思っている。可憐なだけでなく、コメディも出来て相手役の幅を広げる娘役だなと思った。

・愛LoveRevue!
永久輝せあにあててほしい花レビューだった。名場面バッパワのひとこの足の長さみました?思わず帰りに音楽探したらまだ配信出てなくて咲ちゃんのを狂ったようにリピートする毎日に。ゆりちゃん&まゆぽんの支えシンメもとてもよく、群舞の2人を見るだけでときめくので、これは致死量だった。ゆりちゃんの肩での拍のとり方が好き…。

・『PRINCE OF LEGEND』『BAYSIDE STAR』
久々のムラ、大好きな1階A席でお披露目をかみしめる。2018年白鷺・異ルネに通っていたころは正直まだ、この光景が見れるとは思っていなかった。期待はしていてもいろいろあるし、本当に色々あったし。トップスターのおたくって公式グッズもたくさんあるし、何より主演作がある。王や王子が似合う人だと思ってはいたが、この角度!?ということにも驚きつつ、お披露目コメディは良いことだなあ。タイトルも愛されていて、良かったし、若手の台頭もうれしく。

エリザベート
今年は回数行った割に自分の中で(自分の)コンディション的にヒットしていなく、触れるか迷ったのですが、一応。望海シシィのエゴイスティックさがとても印象的で、たぶん誰とも交わろうとしないその姿勢に面白さを感じました。わりと落ちて共感することの多いこの作品でしたが、望海シシィは面白い。大劇場で僕の叫びを聞いてくれと言っていた人だからなのか、薔薇にまみれてふられた歌を歌うからなのか、重さげながんすで1公演もたせちゃうからなのか、とにかく悲劇のヒロインとしての注目の浴び方が段違い。面白くて仕方なかった感じでした。キャスト編成こうくるのか?と思いましたが、結果明日海望海の対局コンビは面白かったし、歌は仕上がっていて力強かったです。

十二国記
2025年の大賞でしょう。柚香陽子のビジュアルと立ち回りだけで拝めるぐらい。加えて、太田もっくんの人形遣い素晴らしい楽俊の再現、心象表現にもう1人の陽子がいて、蒼猿の玉城さんもこういう芝居ができる人だと分かっていたけどはまりまくっていたし。幻想中華ファンタジーの世界観を壊さずに、すだれのような紗幕への映像演出に人形遣い等舞台化する上での魅力たっぷりに、再現。「わたしは、わたしだ」の柚香ファイルをまんまと買ったし、ロゴ千社も買いました…。同い年ぐらいのオタクがやっと力を持ち始めて好きなものばっかり上演し始めたんだろうなと思ったり。

小説が大好きで、自分の原点でもあるので(今年本当に原点を紡ぐ作品ばかりだった)、苦しかった時悔しかった時を思い起こしながらまだまだ立ち止まれないと思った瞬間でした。裏切り、助ける、信じる、善悪…。信じた道を貫くこと、人としての尊厳を大切にすること、この辺りの価値観を育ててくれたのはこの作品なので、年末年始読み返そうとも思った。

■そのほか
マザーハウス推し活(?)は続いていて、今年は単位確定のお祝いでジュエリーを買いました。多分来年は小さめのカバンを買うと思う。

懐かしさと振り返りの年すぎて、新しい推しと出会う機会がなかったのは、ちょっと今年の反省。

■総括&来年に向けて
お披露目年だったので、宝塚に振り切るかと思いきや歌舞伎やバレエ、初めて見るジャンルも見れて楽しかった。懐かしい作品(エリザ・昭和元禄・十二国)もしっかり見れて大満足の一年。多分来年は観劇数は減るはず(今時点ですごく通う予想の演目がない)ですが、そういう時こそ新しいものをみたり・行っていない劇場に足を運んだりしたいなと思いました。オーケストラとか音楽も聴きたい。久々に下北とかもいきたい。


ジキハイはベストキャストに日程が合わず、アイラブ坊ちゃんとディア・エヴァン・ハンセンは気になっているのと、宝塚は蒼月抄(平知盛が主役なんてことある!?最高、ひとこの知性的な感じにも似合う)と黒蜥蜴(渋いロマンスが見たかった)に照準を合わせています。

今年もとても楽しい年でした。切迫せず、すごく気持ち穏やかで陽気な休息と収穫の年だったので、来年は少し激しくハードな場面もあるかもしれません。(芸術を楽しめない感覚になるかもしれません)来年は来年で、またよろしくお願いいたします。

2024年観劇記録(/そのほか推し活)

2024年駆け抜けました…!ので、2年分まとめて記録付け。将来の自分が読み返して面白がることが目的なので、今からでも遅くない…!
というのも2023年から仕事と学業に追われてしまい、ミュージカルや演劇、宝塚と縁遠い生活をしていました。

■2023年
星組のディミトリ、キングアーサー、ハリポタ多分2回、マチルダ、アナスタシア、月組フリューゲルの7回
真風コンサート配信、うたかたライビュの2回

■2024年
5月雪仮面のロマネスク(配信)、柚香・星風ラスト(ライビュ)
6月月城・海乃ラストエタボ
7月宙レビュー/ルグランエススカリエ
8月谷桃子レミゼ、雪彩風ラストベルばら(配信)
10月星記憶にございません、雪彩風ラストベルばら(ライビュ)

12月愛の不時着、天保十二年のシェイクスピア、RUNWAY(配信)
現場6回、配信&ライビュ5回

前年比回数増えているのは間違いなく宝塚の代替わりによるものでした。新人公演をリアルに見ていた世代だったので、懐かしい気持ちに。

咲ちゃんはロシアンブルー新人公演から主演のソルフェ、仁をみていて、東上のマトカといい、私の宝塚観劇人生においてなくてはならない人でした。
退団後にコンサートDVD買いまして、見ております。見送れてよかった。

柚香さんは組配属から見ており、虞美人新人公演からラスタイまで新人公演を見続けたし、まどかちゃんは気が付いたらトップでしたが宙組も通い詰めていたのでおなじみでした。月城さんは咲ちゃんと同じ期間は見てきていたのと、フィッツジェラルドのくらげちゃん(海乃)とのバランスが良くてこれは…(スターになるな)と思ったことを覚えています。
雪がとりわけ多いのはあーさ(朝美)がついに…という気持ちもあったのだと思います。彩風ー朝美ー永久輝になってしまうなんて…!大好きなスターがそろい踏みして気持ちはうれしいけど、全員がトップにはなれないのでは…と思っていたことを昨日のことのように思い出しました。

宙は久しぶりのずんに会いたかった。2023年の件を踏まえて色々なことに気をもみますし、組織で働く人間として思うことはあるのですが、好きなスターを好きといいたかったのでした。CONGAはじめまさか…!というメロディがきけたり、BMB今やる!?現代の令和のおたくにわかるのか?と思いつつ、楽しかったです。そして芯を任せても大丈夫と思える輝きと求心力が見れたので(こればかりは現場で見ないと映像ではよくわからない…)安心して帰宅しました。改めて、トップスター内定おめでとうございます。

 

新たな出会いは谷桃子バレエ団の永倉凛ちゃん。情熱的な踊りをする人。技術やスタイルはもしかしたら優れた人がいるかもしれないけど、とにかく熱量を感じるという歴代私の推しとの共通点もありつつ…。レミゼのエポニーヌの繊細で芯のある姿が本当に良かったです~。真逆のタイプの大塚アリスコゼット(リアルな人形のような造形)との対比構造も素晴らしかったです。バレエ来年もいきたいな。
一般財団法人谷桃子バレエ団 | TOPページ

天保十二年のシェイクスピアはほぼ前情報なし、実は最前列で観劇することができ(エリザとモーツァルトを全落させた分と受け取りました笑)浦井さんや大貫さん、ふうかちゃんやあさこさんのリアルな表情に目が離せませんでした。魂を感じるというか、眼前にヒトが居続けるのはすごいですし、役者から見た景色(物理、芝居上それぞれ)ってどうなっているんだろうなと思いながら贅沢な時間を過ごしました。

■2024年小説、推し活そのほか
俺は世界を戦慄せしめているか?でおなじみ、恩田陸のバレエ小説。
読みながらこちらが踊っているのような感覚に陥る繊細な表現とHALのキャラクターが素晴らしかったです。
表現する喜びを私も感じたくなった、心に残る作品でした。
『spring』恩田陸 | 筑摩書房

また、マザーハウス推し活もしました(?)
昔から、大好きで尊敬する社会起業家の方なのですが、お金ができて製品もかえるようになってしまったタイプの大人の推し活ですね…。
2023年末にレザーのカバンを買ったのと(名刺入れ、カードケース、ペンケースも前後で買った)仲間も出来てしまい2024年についに年1回のサンクスイベントにリアル参加。ひとしきりそろったので、今はジュエリーをお金貯めて買おうとしています。
マザーハウス|MOTHERHOUSE – マザーハウス 公式サイト

光る君へ メインテーマ曲が気に入りすぎて購入したのと道長様/柄本佑さんにほれぼれ…。源氏物語の裏側にあるリアルな政治と恋愛模様が面白かったです。

ワインと珈琲は探索中なので、また推しができたら書こうと思います。
2025年はすでに月組(ちなじゅりお披露目!)、SIX(和希そらをちゃんと見ておきたい)、ケインとアベル(面白そうな演目)、落語心中(久々の複数観劇確定の推しの集合体作品、作品自体も大好き)の観劇が決まっているのと彩風コンサート、1789は気になっている次第。桜木お披露目も控えているので(予定表に9月10月はムラ仮という予定を入れました)宝塚も久々にムラにいこうとおもっています。ここで行かずしてどこで行くのだという気もするし…。

万里生さんには何年か会えていないのですが、来年も会えない気もしなくもない…笑
仕事も少々落ち着く(学業は落ち着かないが)ので、感性豊かな生活をしたいものです。

2022年現場総括

恒例行事となっているため、観劇と映画や展示といったイベントをとりまとめた。

1月 ジャニーズ 配信
1月 ミュージカル リトルプリンス
2月 宝塚 花組バロックロック配信
3月 宝塚 月組ライビュ(見れず)
4月 宝塚 雪組冬霞の巴里配信
5月 宝塚 宙組ネバセイ配信
5月 宝塚 月組ブエノスアイレスの風配信
6月 その他 バイオーム配信
6月 宝塚 雪組夢介ライビュ
7月 ミュージカル ガイズ(中止)
7月 その他 千と千尋配信
7月 宝塚 カルトワイン配信(中止)
7月 その他 キングダム2(映画)
8月 宝塚 花組リスト(中止)
8月 その他 ハリポタ
8月 ミュージカル コーラスライン
8月 宝塚 雪組心中恋の大和路配信
9月 その他 鎌倉殿大河ドラマ館&歴史館
10月 ミュージカル エリザベート(中止)
11月 ミュージカル エリザベート
11月 宝塚 雪組蒼穹の昴
12月 その他 上野の森美術館(兵馬俑と古代中国)
12月 宝塚 雪組蒼穹の昴ライビュ(見れず)

【合計】

現地での観劇:5回

配信・ライビュ:9回(+2回コンディション不良で見れず)

※昨年度は宝塚がすごく多かったが、今年は7回と半分。

映画:1回

イベント:2回(+1回鎌倉殿ファンミーティングあり)

 

【雑感】

観劇回数めちゃくちゃ減っている…。

配信も観劇も昨年より回数が減っているが、コロナ渦の中止もそれなりにあったので計画通り見れていれば例年通りだった気もする。

今年は仕事は順調で気持ちの余裕はあったが、私生活タスクが多く観劇にあまり優先度をさいていなかったことと鎌倉殿にドはまりして毎週45分+α(感想ツイートや考察)使っていたことを思えば当然の結果かもしれない。

宝塚以外を見よう!が今年のテーマだったので、ミュージカル・新作・エンタメ等の網羅もしていてバランスはよかったように思う。

 

【印象に残った作品】

(複数回観劇していたころの自分の集中力が異常で、それが今はすべて仕事に使われていると思うとよいのか悪いのかが何とも言えない。)

 

・リトルプリンス

花總さんの「花」のお芝居が可愛らしくて、真っ赤な衣装が鮮明に思い出せる。音楽座のファンとしては作品を外部でやってくれるありがたさを感じている。

 

・バイオーム配信

上田先生待っていた…。この人の才能は宝塚に封じ込めておくべきではないのだということと直接的で鋭利な表現が似合う世界観だなと改めて感じた。ベールが外れた上田先生の作品は大好きな作家村田沙耶香を思い出させる、強烈な味のしない毒を知らずに内部にため続けている感覚。ストーリーが見事で考察したかったが、見返す体力はなかった。

 

ハリーポッター

赤坂ACTを全部改装する気合の入ったパッケージ。世界観と周辺施設の作りこみ、ストーリーは平易だけど魔法を体感させる仕掛け、誰でも知っていそうなタレント等完全に競合がディズニーランドなエンタメ作品。藤原ポッターは天才といわれたハリーにタレント性が似通っていて入り込めたし、ダンブルドア先生≒蜷川幸雄というメタ的な楽しみ方もすることが出来た。白羽ジニーは久方ぶりだったが、お転婆だが芯のある可愛らしい女性を演じると最高であることを更新していってくれた。別キャストでも見たかったので来年2月にチケットを追加した。

 

雪組蒼穹の昴

宝塚の今年のナンバーワンはこれ。シンプルに歴史好きなので話が好みであった。あとは歴史を変えていくエリート官僚の彩風と貧しいが美貌と才のあった朝美と皇帝に据えられた御曹司縣というスター性とピッタリのキャスティングにも心が躍った。

(数年分の感想を見ていると自分がスター性と物語そのものの境界を読み進めるのが本当に好きなことを再確認する)

セットを一新する気合と専科からのオールスター出場、主題歌の音楽も耳に残った。

彩風咲奈の真面目でストイックで、でも人が集まるような雰囲気を体現した名作となったのは間違いないと思う。良く見つけてきてくれたと思う。

ライビュに行けなかったのは自分都合だが、演出家原田事件もあり、なんとも消化不良で薄気味悪い後味である。本を読みなおしたりBD購入は気の向くままにしよう…

 

カウントダウンが始まってしまうので、今年はこんなところで。

また来年、読書記録などと併せて趣味の時間も楽しめたらよいなと思います。

2021年現場総括

今年恒例行事をひっそりと執り行うことにします。

項目 内訳
1月 ジャニーズ カウントダウン配信
1月 ミュージカル ポーの一族配信
2月 ミュージカル モーツァルト(中止)
2月 宝塚 アナスタシア配信
4月 宝塚 雪望海退団公演
5月 宝塚 夢千鳥配信
5月 Snowman 滝沢歌舞伎配信
5月 宝塚 ホテル配信
5月 ミュージカル エリザ配信
5月 ミュージカル スリルミー配信
6月 ミュージカル マタハリ
6月 ミュージカル マタハリ
6月 宝塚 花組
6月 宝塚 雪全国ツアー配信
7月 その他 竜とそばかすの姫
7月 宝塚 月桜嵐記
9月 宝塚 シャーロックホームズ新人公演
9月 宝塚 シャーロックホームズ本公演
9月 その他 白蛇
10月 その他 マスカレードナイト
10月 その他 燃えよ剣
11月 その他 きのう何食べた
11月 宝塚 シティーハンターライビュ
12月 宝塚 星モアダンディズム!
11月 宝塚 花月100周年配信
12月 宝塚 宙全国ツアー配信
     

 

【合計】

現地での観劇:8回(宝塚6回、その他2回)

配信・ライビュ:12回(宝塚・OG9回、ジャニーズ2回、その他1回)

映画:5回

 

【感想】

1年仕事の人間関係と立ち位置に悩まされ、気づいたら終わっていた年だったので

本当に趣味に割く余裕がなかった。来年に実績が伴う見込みなので不満とかはないんだけど、本当に触れた作品数からもそれが伺える感じ。

ちなみに望海さんの退団ライビュとコルドバライビュはタスク過多で逃した。

再演ものと宝塚と…という見たラインナップからも一般的な流行の範囲の作品選びが著しい。

 

【印象に残った作品】

・スリルミー

配信だったけど、ああ見れてよかったという記憶を今思い起こすことが出来る。

評判の良い作品の鑑賞を後に回してしまう傾向があるので、タイミングで見るようにしたいと強く思った。

万里生さんが表現する愛と嫉妬の底知れぬ深さ、綺麗な顔に似合わない淀んだ感じが本当に好きなんだなあ…

 

マタハリ

今年2回同じ作品を見ているのがこれだけだったので、当たり前といえばそうなんだけど。2パターン違いを面白くみることも出来た。

加藤和樹のラドゥが私には捨てがたい。誠実にマタハリを愛してしまったんだろうというラドゥも一人の人間である感じがする。ちえさんと東くんとのトライアングルもすごくよかった。

あとは万里生さんのことをエレガントな方と思っているのだけど、表現上の誠実さを感じるのはフランツぐらいで悪役・悪い男における手の早さはギャップで毎回ときめく。

 

・桜嵐記

ぱっと聞かれたら今年の印象的な宝塚はこれかな。世間の珠城さん像は生まれ持ってのスター、月の生え抜き、未来の定められた人というイメージだと思うのだけど、月雲・BADDYと一貫して上田先生は逆境から戦いを挑むリーダーに描く。一般イメージと逆をいくところが面白くて、本人の未来にないだろう余白を見つけてくれている気がして好き。スター構成とか振り返れれば1・2・3が兄弟で結構パワーバランスに無理ありそうなものだけど、それを感じさせない作品作りと舞台演出が記憶に残る。

桜があんなにきれいに舞台で咲いて散っていくのは素敵すぎる。

ちなみにこの辺のスター論は分析の余地ありで例えば美弥るりかは世間のイメージのまま描いているわけで、何が上田先生の判断軸なのかがめちゃくちゃ興味がある。宝塚オタクとは作品オタクであり、スター論のオタクでもあるよね。

ちなみに感動に任せて円盤も買ったけどまだ見れていない。

 

・夢千鳥

個別のスターで華やかさが印象的だったのは皆様同様?和希そら。

3人の娘役を相手にすることで色んな側面が引き出されていて、その一つ一つが魅力的でした。

 

改めて、回数少ないと本当にショーは記憶できていなくて、残念。

去年も書いた気がするけどコロナ渦のエンタメって本当に過渡期にある感じがするので、配信に耐えうる構図なのか、生で見ないとわからない繊細なものなのか、二極化していくと思うのでそんな視点を忘れずに来年も振り返れたらと思う。

来年は高校時代親しんだ音楽座のリバイバルとか東宝とか宝塚以外を見ることが目標。

2020年現場総括

恒例となった年末現場振り返りを行っていこうと思う。

あまりにも時間がないので、家計簿のためにつけているエクセルをもう公開してしまうことにする。

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宝塚が花コンサート(1月)・はいから(10月)、月ピガール(11月)、宙ハポン(2月)の4回、ライブ配信ハポン・荘麗帝(8月)の2回、茶会(桜木茶)が1回。

ジャニーズがライブ配信のみで、すの(6・8・10月)合わせて6回、映画滝沢歌舞伎が1回、嵐(10月・12月)2回。

集計の都合、映画も入っていたり、無料公演カウントしてなかったりがあるが、そこはとりあえずとして、宝塚とジャニーズのおたくって感じの数値。

同日複数公演も含むので、稼働した日数が圧倒的に減った。現場16回って…。

 

ちなみに金額だけ見ると(図にない茶会等を含めて)宝塚のほうが多いらしい。

確かに上半期は宝塚ばかりだったような気がしないでもない。

 

印象に残った作品

※ライビュの記憶がどんなに良い作品でも記憶に残りにくい性質なのをご了承いただきたい。

 

月ピガール狂騒曲

今年1番芝居として面白かったのは、これ。

退団前のたまきちに女役をさせる?とか色んな疑問はあったけれど、たまきちはトートから垣間見える女性っぽい表現がよかった派閥なので、結構しっくり来ている。

終盤、さくらちゃんの役が顔判断でそんな別人と付き合うの?とか色々あるんだけど、テイストとしてはこれが一番好みだった。

 

はいからさんが通る

ハッピー、美しい、後味最高なザ・宝塚。

華ちゃんの1幕終わりの美しさに、思わず泣いてしまったので、今回退団するのはとっても寂しい。

かれーちゃんは組配属から知っているだけに、長らく想定された未来を見届ける気持ちも味わった。(だいもんとかなるかわからんところあったけど、かれーちゃんは確定だったじゃん?)

男役の群舞がセンター釘付けになっちゃう。ひとこもみたけれどやっぱりかれーちゃんの鋭さは中毒性がある。

 

一応推している桜木さんは、ハポンしか生で見れていないので、しかもあまり脚本がよろしくなかったので…。来年に期待。ライビュは本当に覚えられないのと、脚本があまり好みではなかった記憶しかない。

 

宝塚だけの話ではないけれどたくさんの回数みられるわけではないからこそ、脚本の良さとか作りこみや演出の工夫が演者の努力でカバーできないことを改めて感じた1年だった気がする。筋の分かりやすい大衆受けする作品が持てはされるのかなとか危惧する気持ちもありつつ、表現しきれていないのならばオリジナリティは捨てて簡略化したほうがいい部分もあると思うので、今後の芸術の方向性が問われるなあとしみじみ思ったりする。(壮大)

 

Snowman ASIA TOUR 2D.2D.

デビューコンサートを見れたのはよかった。

パフォーマンスがどうこう言うレベルまで集中して見れていないのであれだけど、初期6人の挨拶のとがり方?がひりひりとした強い発言がこのみな私には刺さりました。

いやあ、何度でもいうけど私は嵐国立でさくちゃんに出会っており、担当にしないけど推すという距離で10年は経過している訳なので、流石にしみじみしちゃう。

2ndシングルは君彼で台詞パートなのが、このグループいいとおもった。時代といえばそれまでなんだろうけど、いわゆるメンバー間格差には苦労してきたので、そういう時代じゃなくなったのを体感できた。良かった。雰囲気があっている人がやるべき。

 

滝沢歌舞伎ライビュ

女形のさくちゃんの記憶しかなくて、あとひらりと総踊りか。そのためだけに言った感じはある。女形2人じゃなくて、1人で昔タッキーがやってた演目をさせてくれないだろうか。本人もやりたいって言ってたし。

ひらりの華やかさはやっぱり何度見てもいいですね。

幕開きから華やかできれいなレビューなので、これは実は定期で通いたいと思っている。

ちなみに鼠小僧に関しては、タッキーと芝居のセンスが合わないのは昔からなので、もうそこは気にしてない感じです。宝塚でいうところの植爺かイケコなみに頑なにスタンス崩さないから。もう型みたいなもんじゃないかな。

 

例年よりだいぶ簡略化してしまったけれど、こんなところで。

芸術は心の余裕をもたらすものなのだと強く実感した1年だったので、観劇・ライブ鑑賞はこれからも続けていきたい。あと回数はもう少し行きたいな。ライビュとの付き合い方をうまく確立できたらと思います。

 

 

 

 

2019年現場総括

今年もこの時期がやってきた。

2019年現場総括。

 

th07th.hatenablog.com

 上で上期は行っている。

下期の振り返りと、一年を通して印象に残った作品や場面を取り上げてみようと思う。

 

7月 3回(ライビュ1回・茶会2回)

咲妃みゆ退団以来のお茶会再デビューをした。あれほど日常だったものと離れればすぐん忘れるもので、筆記用具を忘れたりするなど初歩的ミスを繰り返した。

15日 エリザベート(帝国劇場) 花總井上平方木村香寿

20日 エリザベート(帝国劇場) 愛希井上田代京本涼風

21日 オーシャンズ11 ライビュ

30日 壬生義士伝

※桜木茶・優希茶

 

8月 2回(茶会1回)

2日に組替え発表があって、絶妙なタイミングでの永久輝茶だった。壬生は永久輝沖田が最高によかったし、朝美斎藤のこじらせ具合も大変好みだった。雪は男役がとかく好みなので、殆ど真ん中付近しか見ていない。それでも来期の目標には彩海ちゃんの新人公演をみることをあげている。

10日 壬生義士伝

11日エリザベート(帝国劇場)愛希井上平方三浦涼風

※永久輝茶

 

9月 4回(ライビュ1回)

追憶のバルセロナに交通費をかけすぎ問題勃発。桜木ロベルトの仕上がりが期待以上だったし、留依蒔世に初舞台ぶりに注目するなどした。9月15日にはあまりにテンションが上がったのか客席降りをする寿つかさ組長さんに「すっしーさん」と呼び掛けてしまい見つめ合う事件(わざとではない、ぼそっと口から出てしまった)が起きた。

1日 壬生義士伝 ライビュ

14日 追憶のバルセロナ福岡市民会館

15日 追憶のバルセロナ福岡市民会館

21日 追憶のバルセロナ市川市民文化会館)※マチソワ

 

10月 2回

コメディで退団するのはいいなあと思った。座席運がよく星組のありとあらゆるスターとハイタッチをかました。こちらは小桜嬢の立ち位置であったことだけは覚えている。天華ブームが一瞬起きたがやっぱりみつるさんだろという話になった。はばたけは話がそもそもそんなに好みではないらしい。彩風主演作を見に行く心の余裕がなかったことは反省している。秋はどうにも新しい現場に踏み入れるのに躊躇が出てしまう。

桜木主演作決定に舞い踊った。

3日 GOD OF STARS-食聖ー/Eclair Brillant(エクレールブリアン)

26日 はばたけ黄金の翼よ(静岡市民文化会館

 

11月 1回(ライビュ1回)

横アリほどみりおさんいなくなってしまう感を感じなかった。時間をかけて去っていってくれたからだろうか。ちなみに本編で一番泣いたのは芽吹・冴月・瀬戸のならびと芽吹エトワール。さよならショーはエキサイターという作品が別の人のサヨナラショーに出てくるという宝塚の歴史が紡がれていく瞬間を感じて、自分が生きてきた時代が次の人に継がれていくという事実に感動して泣いた。明日海りおさんに泣いていないというツッコミは受け付けない。

永久輝VISAに関しては一年前ぐらいから知っていたことを今更発表された感が強かった。

12日 シャルム

24日 明日海りおラストデイ ライビュ

 

12月 2回(ライビュ1回)

久々の外部。数少ない休みをすぐに宝塚にあてるのはやめたい。謎の暁ブームが来航。

15日 スクルージ 日生劇場

21日 I AM FROM AUSTRIA ー 故郷は甘き調べー

28日 I AM FROM AUSTRIA ー 故郷は甘き調べー ライビュ

 

下半期14回(ライビュ4回)計18回 茶会3回

(上半期26回・ライビュ5回)

年間 40回(ライビュ9回) 計49回

※ライビュは星組以外すべて行き、アンカレに行った結果の10-2+1の9回

 

上半期の振り返りで下級生の顔と名前を覚えたいなどと言っていた私は結局98期以下特に100期から105期を熱心に覚えた。宙組であればほとんどわかるし、使われる回数の多い娘役なんかは舞台上で見ただけで最下でも分かる。単純に考えて(9899は思い出しただけで一から覚えたわけじゃない)40×6期を1年で覚え、大体の配役傾向まで分かるようになっている私が気持ち悪すぎる。 

宝塚が好きというのもあるのだけれど、私の場合この頭の使い方が好きなのだ。作品を勉強して歴史を勉強して真面目にも取り組めて、人とスポンサーと成績から人事を予想して、幕が開いたら感動して泣き、笑いしているうちに、次の一年が始まる感じがとかく無駄がない。

 

心に残ったもの

作品

霧深きエルベのほとりに 

宝塚の受け継ぐべき男役フロリアンをこの時代に観れてよかった。

アルジェの男

再演ではあるが、感慨深い作品だった。娘役トリプルヒロイン格がみんなよかった。

 

ショー

Music Revolution! 

結局トータルで一番いい今年の新作ショーはMRな気がする。彩風ジャズの衣装が最高だったのと永久輝フェッテがよかった。

NICE GUY‼

再演ではあるがこちらのプロローグと中詰めは本当に良かった。男役を楽しめたのはこのショーだった。

 

 

新人公演内の話

去年可愛いといった子が軒並み主演・ヒロインをしていたので大満足。優希しおんにチャンスが欲しいのと彩音くんにもお願いしたい。それから長期的に彩海せらちゃんをとりあえず見たい。娘役では引き続き天紫ちゃんと花の朝葉ちゃん、宙の朝木ちゃんを見ていきたいなと思っている。蘭世は転向してしまったのは勿体ない感じはするけどはまり役があればいいなあという感じ。

 

デュエットダンス

水・愛原育ちの人間なので、そうそう満足するデュエットには出会えないのだが、全国ツアーの礼・音波のデュエットダンスの離れて同じ振りをするときの手先の角度のそろい方に感動した。本当にきれいで泣けた。空間を遠めに見た時に娘役が合わせているのが分かるのが、これぞ宝塚と思った。その人らしさを殺さずに合わせているというのがやっぱり娘役数年じゃないキャリアを見たような気がした。

後は珠城さんの不足ないリフト。あれはいつみてもすかっとするのでこれからもぜひやって欲しい。

 

男役群舞

これはVIVA!FEATA!の博多。振りがもともと好きなのもあるけれど今群舞を楽しむのは宙だと思っているから。

 

今年はエリザベートと宝塚で終わってしまった感があるがそれはそれ。東京宝塚劇場公演10公演を全て組を問わず劇場で見たというのがファン歴10年超えにして多分初めてだと思う。今まで一番見ていた2009年も夢の浮橋を見れていない。

来年は絶対観劇数は減ると思うので、もっといろんな作品を見られるようにしていきたいなと思っている。

一時代が終わるという話

私ねえ、癖はあるけど結局のところ紅ゆずるは嫌いになれない男役なんですよ。

 

そんな話をしたくて、退団して仕舞ったら出来なくなる!と思って重い腰をあげてこの記事を書いています。

めちゃくちゃ好きだよっていう人は見ないで頼むから。いいことだけ書くわけじゃないから。

 

紅ゆずるのことをちゃんと認識したのはちょっといつだか思い出せないのだけれど、あ、これがスターなんだ。勢いと華やかさが全然桁違いだと思ったのが、2009年コインブラ物語。脚本を理事長ががいて理事が主演というとんでも物語を私は多分3回ぐらい見た。事情は聞かないで欲しい。

で、盗賊団が客席から舞台に駆け上がっていくんですけれど、その中で一際目立っていた。客席降りというのを体感したのは初めてではなく、何なら同時期の再会の全ツで柚希さんとハイタッチをかました後だというのに、通っていく姿が桁違いだと思ったのだ。何でそう思ったのかはもう昔の事だからよく分からないけど。

舞台に上がっても歌が上手いとかでは全然なくて(失礼だけど事実)、それでも理事筆頭に月娘トップ内定の蒼乃、涼、夢乃、美弥、真風というそうそうたるメンバーの中で、あ、これがのぼっていく人だと漠然と思った。

念のため補足しておくけど、この公演の二番手格は涼さんで、ちゃんと相手役もいる役。夢乃さんもいて、その上での扱いだし、真風は新人公演主演を二回した後でなんだか学年のわりに出番も多かった。美弥さんをここに並べるのは間違いかなあと思いながら結果論で入れているんだけど、まだ新人公演主演をしていないけれど麗しい人だった。めちゃ好きになって手紙書いたけどそれはまた別の話。

とにかくすげえなあと思ったことは確かで、でもこの状態からトップが見えていたかというとそうじゃない。ノバボサノバの瀕死の役替りとか今見ても爆笑してしまう。この布陣でノバボサノバをよくやろうと思ったなと思う。オーシャンズ11はかっこよかった。2012年ダンサセレナータも結構好きで数回見ているんだけど、この公演終わったら本気で紅さんあげるのまじかあと思っていた。その頃には常時へろへろだった真風もかっこよくなり、礼真琴が現れていた。

 

舞台外のトークの感じは結構好きで、豪快なこと言っているのにすごい気を遣うようなところとか妙なアンバランス感が人として面白かった。陰から出てきた人が真ん中を取ってしまう物語はなかなか宝塚にはなくて、しかも直下の真風がすごく御曹司タイプだったからその対比も面白かったりしていた。

 

そんなこんなで気が付いたらトップになっていて(星は全然見ていなくて、最近だとガイズだけ)だれだれがなれるのにだれだれがなれないって話をし出したら間違いなく持ち出される人事だとは思うんだけど、エルアルコンの新人公演開始3分でせり下がる紅さん(研6)をスターにして真ん中に持ってくる物語は普通に面白いなと思った。めっちゃ外野からみてるからこんなことが言えるというのは分かっている。だってこのエントリーでは何だか理屈じゃ説明のつかないトップになれるものの姿を私は遠い昔にみたよとただ言いたいだけだから。

 

上田先生のエルベが見たかったので、エルベにはいった。フロリアンぐっとくるとかそんな話だけした覚えはあるんだけど、カールという人間の悲劇性に紅さんの人間性的な持ち味がかぶさっていたのはなんというか好き嫌いじゃない奇妙な感覚だった。男役としての声のつくり方メイクの仕方そんなのは全然好みじゃないんだけど、大げさすぎるし、歌めちゃくちゃだし、それでも妙に刺さるというか。刺さるといっても良かったと手放しでいえる感じではない、あまり宝塚にないはずの人間のリアル感がした。正塚芝居の男のリアル感とも違う、人としてのリアル。俺はピエロだみたいなことよく言わせたなと思った。

 

そのころ若手本を読んだ。若手たちに「チャンスがないと言って悩むことと、チャンスがあるのに生かしきれないと悩むことは、どっちも大変なこと。私は両方知っているから思うけれど、後者の方が贅沢で幸せだ」と話しているのがすごく印象的だった。この人をこの時代にトップにした意味がそれだけであると思った。次のページがチャンスを与えられ続けて生かしきれたのは組替え以降と皆さまお馴染み?朝夏さんだったからかもしれない。朝夏さんのことは今は大好き!でも88期、究極の対比芸にびっくりした。

 

対比芸と言えば、ザ優等生御曹司礼真琴が二番手なのも面白かった。普通はどこか似ているとか芸風だけが逆とかなんかどこかしらは似ていてどこかしらは似ていないものをトップと二番手に持ってくるんだと思うんだけど、もう全然何も共通点がなさそうな感じできた。紅さんの得意分野は一応芝居だと思っているんだけれど、礼真琴の不得意分野はあれは一応芝居なのかな?他が出来すぎるから。ということだと欠点を補い合うみたいな組み合わせなんだけど、欠点と補填がでかすぎ。私が回数重ねてみたい組でそれやられると受け取るのが大変だからやめてほしいとは思うんだけど、なんていうか有りではあった。単純に面白かった。

 

食聖はそれを見届けなければいけないという思いにかられて行った。なんというかオタクとしての謎の義務感が働いた。二週間前に追憶のバルセロナという王道のザ宝塚を見てきた私は思った。

「これは宝塚なのか?」と。

紅さんだからといって、紅さんのために今までにない感じがどんどん作られているのは良かった。伝統的な宝塚演目をやって欲しい人と新しい側面を見つけていく人は全然同じじゃなくていい。星組のお芝居は絶対他に比べて大味になっただろうけど、それは次代でなんとしようもある。まあ新人公演学年の男役の育ちは心配になるけどね!!!

サヨナラを感じさせないアニメーションみたいなつくりも良かった。笑い倒して明日もあるさっていう気持ちになるタイプの作品。カテゴライズとしてはヒーローものなのかな?

 

ショーで紅さんが目の前の銀橋を通るたびに、すごく香水の匂いがこちらまでした。席がよかったので、そんなところのこだわりが紅さんっぽいなあと思った。新しいタイプの作品をやる人の心が宝塚の伝統が好きなのだと思わせてくれることが私は何より紅さんの好きなところだったのかもしれない。重そうな衣裳を背負って歌う歌は相変わらず何を言っているかは分からなかったけれど、雰囲気と気力がそれを成り立たせていた。

 

そんな感じで紅ゆずるというジェンヌはとにかく奇妙な人だった。舞台での男役姿にときめくとかそういう話がないままにただただ生き様が面白い人だったと思う。