白シャツを恋い慕う

つれづれなるままに…おたく

DREAMBOYSをみて

今年こそはDREAMBOYS1回ぐらい見てみよう。そんなテンションで優馬キャストのチケットが届いてワクワクしていた。

というのも最初の段階ではバックに自担がいるなんてことは当たり前だが分からない。

出演決定が確定して慌てて玉森バージョンのチケットを交換して手に入れた。

結果的に優馬1回(前半13日夜)玉森2回(後半24日夜、27日夜)で見ることになった。

 

取りあえずざっくりとメインの話からしてみたいと思う。

DVDで初演をお借りした(亀梨くんのを見せてもらったような気もするがあんまり記憶にないので割愛)ぐらいのかかわり方なので、優馬ドリボがほぼ初見といっても過言ではない。そんなドリボ初心者の感想である。

 

「ス、ストーリーとは!?」

という作品であることは何となく予習していたが、私はヅカオタを経ているのでそこまで違和感は感じなかったのかもしれない。(今回のドリボはヅカの迷作集やジャニワに比べたらまともな話である)

ストーリーの破錠よりも、何を見せたいのか、ショーとしての構成具合はどうなのだろうか、Wキャストの違いはどうか、Jrはどうだろうか?などと思っていたらなかなか深いところまで楽しめる作品だったように思う。

リピートしたいかはともかくとしてこれは自担が出ていなくても来年以降もチェックしたいジャニーズ作品になった。というかジャニーズの王道作品なのがよくわかった。あ、勿論チケットが手に入るのかは別問題。

 

主演

今年初めての座長、優馬くんは「何もか引き受けてやろうじゃないか」と赤幕を引くユウマの決意の象徴が立派。自分の意志で何事にも突き進んでいく印象。ユウキのことも全部自分だけで背負い込むその姿が、「ジャニーさんのスペオキ」とされた姿と被るというか…これぞジャニーズの王道だなぁと思わされた。

なんていうかおいそれと救いの手はのばせないなあ。と見ながら思った。自縄自縛感というか。重みのある感じがした。

3年目の座長、玉森さんは「自分に降りかかる運命に翻弄された」印象。周りの大人(マダムやリカさん他)に強いられたというか、自分の意志で決めたというより追い込まれていった印象。だからか気負わずにナチュラルで、仲間たちとの絆を感じる芝居だったと思う。

歌やダンスは正直優馬くんのクオリティの方が高いし、「ゆうまわる」の迫力は素晴らしかったけれど、玉森さんの肩の力を入れずに見られる芝居も中々好みではあった。入り込みやすさ大事!

 

チャンプ

風磨チャンプは「仲間(チャンプチームの人、ユウキ含む)思いのチャンプ」

仲間が多そうで、「親兄弟や女も捨てて食うもんも食わねえでチャンピオンになろうって覚悟じゃねえのか!」っていうセリフには多少違和感を感じざるを得なかったけれど(笑)とにかく仲間を大事にしていてトレーニング以外ではとても男気溢れる兄貴的な印象。

ユウキに対する優しい笑顔とボクシング中の強いまなざしのギャップが印象的。

「最高の仲間と過ごした人生、悔いなんかねえよ!」という最後の一言にぎゅっと生きてきた人生が詰まっていて見ているこちらもほっと肩の荷を下ろせた。

千賀チャンプは…元々彼の演技をしようとするプランがどうにも苦手…というのは好みだと思うのですが、もうちょっと肩の力を抜けばいいのになと思うなあ。ここら辺はさておいて。彼は「孤高のチャンプ」といった印象。

山本さんかな?の「何なんだ、チャンプをあそこまで追いつめているのは」という台詞がぴったりで、ストイックで追い込んでいく感じがした。

でもリカさんが橋で「守ってタイプ勝つタイプのボクサーではない。その分殴り返すスタイルだから身体はボロボロ」(というニュアンス)と言っているが、彼はなんだか守り抜いて勝ちそうな感じがしたなあ。やっぱり孤高で孤立しているチャンプの印象でした。

歌は風磨(の声が好き)、芝居の役作りが風磨の方が好き。ではあるがBONBの千賀さんのイキイキとした様はとても素晴らしかった。ご本人振り付けだそうで流石踊りの方である。

 

マリウスと宮田さん

(どう表記していいかわからずこんな表記になった)

マリウスはジャニーズ舞台のメインはJWに続いて二度目かな?でも台詞ははじめてとのこと。

帝劇でもとても自由で和ませてくれる印象がありました。芝居の課題点は多いのだけれどもとにかく華やか。お兄ちゃんたちが苦しそうな中自分も何か役に立ちたいという少年らしさが良かったです。

宮田さんは「ばらばらになった仲間をつなぐ」彼らしいポジションと役割でした。

舞台での宮田さんの芝居は嘘を全力でつきに来る「裏の裏」をいく感じがして、個人的には好きです。

シンメとかそういう問題だけではないと思うのですが、玉森さんの芝居を相乗効果で上げている感じがしてとても好印象でした。ここのポジションが主演と同じグループというのは案外大事なことなのかもしれないなと感じました。

 

マダムとリカさん

いやはや綺麗で舞台の脇をきゅっとしめてくださっているのだが、多分時代感がそろそろずれてきて、見ている側からも違和感を感じることも多かった。

ジャニーズさんのキャスト変更は読めないが、ジャニーズ若返りに合わせてヅカOGも若返って主演の「母」として見える人の本気の芝居を見てみたいなと思った。

勿論スキルに異論はないし、かっこよかった!声量すごい!でも昭和歌謡曲感もすごい!

 

ユウキ(川崎皇輝、豊田陸人、ヴァサイエガ渉)

3回の観劇で大本命川崎くんを見れなかったのはコンプ大好きな人間としてはつらい。

しかも評判がいい…。ぐぬぬぬ。

豊田くんは勝手に「ミニ美勇人」と名付けているが(HHJ時代の美勇人さんの顔に似ていると思っている。)お芝居はうーむ。ヴァサくんのが大人っぽく落ち着いてみれたかな?

ストーリー的なことを言うと病室でユウキが泣きだすのがいっつも意味分からなくて、来年以降自分的な課題としてクリアしたいなあ。

ところで冒頭のSEVENTEENの歌の声と劇中のマダムとのやり取りの録音の声はいったい誰なんだろうか?マダムとのやり取りは昔の井上瑞稀?と思ったが確証はない。

すごく気になる。

 

チャンプチーム(They武道、増田半澤)

劇中のパフォーマンスのレベルの高さ。Theyさんを意識してみる機会が少なかったからか、今回じっくりみたらとにかくスキがない。

気持ち良いぐらいの芝居殺陣。(萩ちゃんボコられタイムやナイフの所など)間違いのない補助。

かっこいいお兄さんたちだった。

撮影は中止だ!ってなるところで人殴ったり落としたりしている林さんと江田さんの目が怖すぎて本当に震えた。萩谷担ではないがあれだけボコられたら怖い。っていうかもうちょっとお手柔らかにお願いしたいんだけど、一方でかっこいい!って思っている自分もいる。

どなたかとお話したのだが、確かにユウタチームからちょろそうなやつを選んで情報聞こうとしたら、あの4人から選ぶならば萩ちゃんが一番手間がかからずに聞けるだろうと私も思ってしまったので、人選にはおおむね同意です(笑)

ちなみに体格がいいので一方的にボコれない真田くん、切れ者っぽい(頭脳戦も考えなきゃいけない)安井くん、その半分ずつがありそうな美勇人さん。これらの理由から素直な青少年萩ちゃん一択だな。っていう。

話をもとに戻して、増田くんの盛大な美声無駄遣いタイム(アカペラ)が毎回楽しかったし、半澤さんとの歌もとってもきれいでいいよね。

 

ユウタ(ユウマ)チーム(安井、真田、萩谷、美勇人)

かっこよかった。で感想が終わるんじゃないかというぐらいにはかっこよかった。

みんな夏よりも更にひきしまった体になっていて、まぶしかった。

(これを書いている10月16日付の滝ちゃんで発覚したことには体がしまっていないことを気にして、舞台中に真田くんが腹筋ローラーを買ったことが美勇人さんにばらされている。陰ながら努力していたらしい。)

 

ビューティフルデイズ曲中のアドリブもその後のミニコントも割と面白くて、どうやらコントは千賀さんの仕込みだというのでびっくりした。完全オリジナルやデスノに月9、風isの改訂版、キスマイの曲を日本語で歌うならなど連日面白いものを見れたので良かった。(24日はデスノ、27日はオリジナルの結婚式のスピーチ練習を生で見た

劇中ではリカさんの手先にヤスイ。マダムの手先&バンドのリーダー的ポジにサナダ。が据えられている。

とにかくヤスイの鉛の板を仕掛けたりリカさんとのお芝居はわかりやすいぐらいにド派手で、このグループよく気が付かないな…と思ってしまうほどだったが、三者三様優しかったり、熱血漢だったり、クールだったりして確かに悪事とは縁遠そうであった。

そして、ヤスイの悪い顔つきは本当に生で見るたびぞわっとした。あ、ステフォが今まさにその瞬間を捉えていたのには笑った。

劇中バンドで一曲披露されたときには勿論嬉しさとかはあるんだけれども、「解散」が目の前に見えるぐらいテイストがばらばらで絶対君ら「SHARK~3rdseason~」だろ!と思わざるを得なかったが、ショータイムにTAKEOVER(Kis-My-Ft2@Kis-My-1st)FOREVER(Hey!Say!JUMP@SMART)のリミックスというあれだけひねったものを同じ方向に向かってやれるのは、全部同じ人なのに全然違う人を見たような感じでとてもズルいなと思った。

つなぎ目には多分「HELLNO」という音声が入っているのでKAT-TUNと実質3曲を混ぜているのかな?映像に残る形でパフォーマンスしてほしい。

 

あ、劇中で一番好きなのは二幕の前半にある「FIGHT ALL NIGHT」の出だしかな。

本当に良くて、美勇人さんのシェネ登場からの安井くん出てきて土台にして飛ぶ。からの「深紅の林檎の木を 手にしアダムは甦る」の破壊力が抜群でした。

 

 ※そういえば劇中でユウタがいるぞ!こっちだ!撃て!などという音声が下手から入るが個人的な検証の結果、1真田2半澤3(撃て)増田4萩谷ということにした。

3、4はあまりに台詞が短いので出る幕から消去法で決めたら、録音だよな…?ということに気が付いたが時間を割いたのをのせないのも勿体ないので、一応のせておく。

 

あまりにだらだら書きすぎてこのままゴミ箱いきにしそうだったけれど、記録用に取りあえずあげておく。バージョンごとにショータイムは全然違った曲にもなるのも面白かったなあ。該当担だともしかしたら多少嫌な気分になるのかもしれないけれど、外野からはWキャストの芝居の違いがすごく面白かったです。

 DREAMBOYSお疲れさまでした。