白シャツを恋い慕う

つれづれなるままに…おたく

平成の最後にヅカオタとしての決意

2018年12月 宙組をゆるゆる応援しようといっていた私へ

決意が甘いと伝えてやりたい今日この頃です。

 

th07th.hatenablog.com

 これを書いてから4か月、2019年既に宝塚全組観劇しました。これは本当に桜木みなとで大丈夫なのか!?を検証に行ってきたという意味合いが主です。月はONTHETOWN、アンカレライビュ、花CASANOVA、星エルベ、雪ファントム、宙黒い瞳オーシャンズ11で月のお休み組の子を除けば全員一応見てきた。

宙だけ初博多座、ムラ遠征を決めているのはとりあえずとして、どんなにこの10年情熱的な時でも全組忘れず全部見るなんてことはなかなか出来なかったのに、年明けから4か月で達成してしまったこの情熱。多分、本物。

あとは昔の拠点であった雪、花が高齢トップ故なのか博多や中日が当たらず、初舞台公演もしてこなかったこともあり、東京でぬくぬく生かされてきたので、今の海外公演が回ってくるかもしれない宝塚を応援できるのかという不安もありましたが、飛行機という文明の利器の使い方をマスターしたので今後何が来ても?多分大丈夫です。英語と中国語は日常会話レベルなので何かあったら勉強しなおします。

 

今後の宝塚についていくための自分のポテンシャルを確認したところで、桜木みなとで大丈夫なのか検証を行っていく必要があるわけです。

前回も軽く触れたんですけれど、宙組との初めての出会いは薔薇に降る雨東京公演でした。勿論個体認識はしていないけれど。次がカサブランカ。名前と顔は分かっていたかなあ。インフルがすごくて代役に入っていた記憶がある。あとはクラシコでゆうひさんの少年時代もやっていたなあ。記者と皇帝の役付きよかったよねえ。ここから少しとんで銀英伝は思い出深い。我らが花の姫実咲凜音のお披露目のために観に行って、和希にはまって帰ってきた。新人公演もみたし、愛ちゃん派?りくちゃん派?というお決まりの質問に秒でりく!!と答える派閥の人だったので、きらきらなりくちゃんも素敵だった。その時に大好きなキルヒアイスをやっていたのがかの桜木みなとなんですけれど、赤髪のかつらのクオリティが低すぎて上手いのにどうした!?という記憶。風共も新人公演みたんですけど、アシュレが上田大歌舞伎の中で一番苦手というのもあり正直記憶にない。王家に捧ぐ歌もりくそらの話しかしてないし、ダンサーじゃないので見ていなかったというのが多分正直なところ。あとまあみりのデュエダンに号泣しすぎて記憶がない。

王妃の館で、初めてちょっといいな!と思ったのが戸川くんという役で、情けない声のトーンが音月だなっていう印象でした。そこから神々、天河、WWSとタイミングが合わずいけなかったので、スカステ相続人を鑑賞してからの白鷺の城・異人たちのルネサンスという流れではまっていきました。

相続人の肖像のノーブルな雰囲気に忍ばせる頽廃と一幕終わりの襟元を緩める仕草、「父さん」の声の音月み、古めかしいリーゼント、青年らしいローズの口紅は本当に良かった。とにかく宝塚に完璧な王子様より堕落していく男を求めている身としては最高だった。喫煙シーンの若手男役のぎこちなさが数年後様になっているのを見た時の喜び感とかを大事にしているので、そういう意味でも暗めで話題性は乏しいかもしれないけれど、お芝居の基礎になる作品が初バウでくるというのはいいなあとも思った。田淵先生は桜木みなとの多面的な部分を違う形で描いてくれるし、フィナーレは至極だけど、脚本の書き方勉強しような!!とも思った。

 

後からみた神々は作品そのものに魅力がありすぎたし、コンスタンチンとラッダにもっていかれたのもあるし、天河もしょたの血がティトを欲しすぎていたので、やっぱりはまった後でみるというこの出会い方でよかったのかなと思っています。WWSとアニータだけはつまらない意地と梅田という距離に阻まれたことを後悔するけれど。

 

出会いに関する検証しかまだ済んでないんですけれど、本題は他と見比べて本当に桜木みなとでいいのか?でした。本題に戻ります。

 

1月あけてすぐ見た月。私が1年降り先候補にしていた暁千星がいるわけですが、顔と踊りはやっぱりいいし、一スターとしては好きだけれど、組の布陣を見た時に苦み渋みが一生回ってこない気がしたのと(もちろんそんなことはないとは思うけれど)あまりに先が明るすぎて共に夢を見るには先が決まりすぎているなあという風に感じてしまった。

10年来の友人にはいつもトップになる子は教えてくれるしあたっているけれど、自分では応援しなくない!?と痛いところをつかれた1月でした。

アンカレはライビュだし、作品のおたくなので個のスターについては特にないです。月城かなとかっこいいよね。

 

1、2月にみたファントム。私の中で謎のシャンドン彩凪ブームがおきた。95期の最推しであった朝美絢をもう一度見ておかなくて大丈夫か!?ということで観に行ってきたんですけれども、私が好きだった時代は本当にまだ役がつくかつかないかちゃぴが男役だったそんな時代なので、やっぱり育った環境にあらがえないんだなと思いました。成長前の方が好きだったということです。ジャニーズ応援しているとそんなことざらだよね。

でも顔面的には雪の望海からはじまる彩彩朝永久綾が超絶最高なので組としては見ます。綾くんのコロコロした声には可能性を感じるし、彩彩には昔の男の血が流れているので見ないわけにはいきません。

 

2月のエルベ。これは少しだけ革命が起きた。ガイズ以来の星ということで全然下級生がわからなかったのだけれど、フロリアンブームが到来した。私が、宝塚の男役に求めているのは、こういう役という王道の形。これを無難におさめず野心を見せる礼真琴いいよ!この役が似合う男役を推したい。そう感じました。踊りも歌も出来るしスーパーマンかよと思いつつ素はそうでもないんだよね。とはいっても礼真琴は何にも代えがたい1番のイメージなのであえて推す必要がないなというところは1月の暁事件と同じですね。

他に良いなあと思ったのが数年ぶりの紫藤の安心感と壮ー月城に凰稀を混ぜたどうみても雪風味の顔に星の超絶スタイルの極美くんです。あれは顔枠。これからも見たい。

 

3月のCASANOVA。古巣に戻って参りました。これと言って目新しい男役の発掘が一番できなかったのが花だったなあ。ちなつさんに持っていかれたのもあるし、一周回ってくると花娘って全然他と違うんですよね。花娘っていう芸術。娘役を見てしまったなあ。しかも男役で一番印象的だったのは柚香。いや二番手じゃんか!!!というセルフツッコミがとまらない。歌はさておき、芝居の時のオーバーな表情の真飛感が懐かしさを感じさせ、踊りは痒い所に手が届く。もともとダンサー推しなんですよ、私。DVD観劇時代は朝海ひかる水夏希が中心でして、キレの良さというよりはその人の芝居と男役がのったダンスが見たいんですね。フィナーレだけ何度も見たい。ダンスに満足できなくなったら花を見るよという誓いを柚香に立て劇場を後にしました。

 

殆ど95期の話しかしてない。なんてこった。

 

最後に宙組のはなしをします。組内で降りることになっては元も子もないので熱心に検証しました。

黒い瞳オーシャンズ11では新公外で気になった男役は逆に和希そらちゃんだけなのでこの話は後に回しましょう。りんきらさんに関する思い出とまりなの顔がイケメンの話と真風の顔が似ている話、芹香の話は10年し続けてもなんの進展もないので放置。いつも同じ結論に至る。

組の雰囲気も嫌いじゃない。花出身の朝夏政権後だからか郡舞も昔よりそろっていて好印象。コスチューム物が多くなりそうなことだけがスーツの女Sとしては残念だけれど、今オーシャンズだし問題なし。

黒い瞳のシヴァーブリンは小悪党という感じで表情のつくり方や立ち回りが堪能できました。最後の雪の男がすっごいかっこいいんですわ。真っ白い衣装が大好き。金髪が本当にかっこよかった。VIVA!FESTA!はフィナーレAにつきる。蘭寿さんの衣装がこれまたきれいで似合っていました。この人の歌を聞いていたいという気持ちにさせられたのは長いヅカオタ生活でもほとんどなかったシチュエーションでした。

 

ちなみに若手ではしょた枠の愛海くん、ダンサーの優希くん、私が昔好きだった誰かの声に似ている枠真名瀬くん(誰か教えて!!)が気にはなった。がこの人を通して宝塚をみたいとまでの情熱を感じられるほどではないかなあという感じ。優希くんは私が好きだったころの研4・5のそらちゃんに似てるからぐらぐらくるんだけど、そらちゃん自身も今回ライナスでプロショタ先輩として頑張っていらっしゃるので訳が分からなくなりそう。まあ100期気になる問題は3年後ぐらいの自分の課題として持っておきます。

 

結局のところ、前回のブログで危惧していたように?そらちゃんが一番説明がつかなかった。だってもともと好きだし、今も好きだし。朝美事件と同じようにしょたみがなくなったからと片付けようとしたらライナスのあの芝居だし。だからここからは取捨選択というより、どちらも好きだけど名乗るならどっちかなという話です。こういうとこジャニオタですみません。すぐ名乗りを上げたがる。

若手とだったら最悪気持ちの上でかけ持ってもいいし(ファンクラブの話はしていませんのであしからず)、謎の御近所枠(地方出身の方なら同じ県の出身者とかのイメージ)とかかわいい娘役枠とかは私にもありますしね。

今まで舞台上の男役としての姿のみで語ってきてあれですけど、最後の決め手はジェンヌとしての生き方だったように思います。舞台の上しか基本的には興味がないんですけど、覚悟が定まっていないで辞められたら終わりじゃないですか。そういう苦い思い出を基に最終判断にはインタビュー記事とかスカステを用いながらこれで大丈夫を確信していきました。そらちゃんがダメなのじゃなく、他のみんながダメなのじゃなく、私が桜木みなとの見る宝塚を見たいと思いました。

ご本人が掲げる「恋をしてもらえるような男役」という理想を追いながら、ゆっくりと宝塚を中でも宙組を見ようと思います。

 

 

若し最後まで読んでくださった方がいたらありがとうございました。

他の人について言及した箇所を除いて、ご本人様への「送られなかった手紙」を再利用してまとめました。とりあえず深夜の手紙を出さなくてよかった。